和太鼓という楽器と、八丈太鼓という演奏スタイル、音楽というもの、それをめぐるぼくらのグルーブな日常について できるだけ面白おかしく分かりやすく書いています。 沢山の人に読んでもらうのを過剰に意識してますが、まったく高尚なものではなく、疎にして雑。目くじら立てずに読んで下さい。
 This is personal blog I write about wa-taiko, Japanese drum, style of Hachijo-taiko, music itself and our groovy lives. I write them with humor, amusing way and easy for understanding as much as possible. I am conscious in large in surplus, but it is not so lofty, might be miscellaneous. Please don't flay and do enjoy to read.

2014年8月29日金曜日

気持ちを奏でる

 練習のたびに師匠に指導されることは、太鼓の打ち方に強弱や音色をつけることです。実は今これがなかなかうまくできなくて悩んでいます。

 どういうことかと申しますと、例えば五線譜上には、pp、mp、p、mf、f、ff、と言った強弱記号や、ドレミファソラシドといった音階、八分、四分、二分といった音の長さがあります。本当に複雑です。
 もちろん太鼓にこれらを全て当てはめることができませんが、太鼓も奏でるものと解釈すると、フレーズだけではなく、音の強弱もあり音の種類、音の長さというものがあるのです。

 撥で太鼓をひと打ちするだけでも、ドン、ドォ~ン、ド、トッ、ト といろいろあります。もちろん文字で表せない音も数多くあります。 更にこれらに音に、強弱が10段階ぐらいあると考えると、どうでしょう。叩き方がだんだん複雑になるような気がしませんか。

 例えば、撥で八つ連打するとしましょう。 音の出し方のひとつのパターンは、あえて漫画風(僕の頭の中ではこんなイメージ)に表すとこうです。

字が大きいところは大きい音、小さいところは小さい音。余韻があったりすると色がボヤッとしていいますが、粒だって一つ一つがはっきり聞こえるキレのいい音は輪郭がくっきりしています。
 これはほんのひとつのパターンですが、例えば単純に八つ連打するだけでこんな風にひとつひとつの叩き方を変えるんです。
 
 実はこれをするのは理屈で考えてやると難しいので、つまりは気持ちが音を作るのだと最近思っています。 太鼓はただのリズム楽器ではなく、気持ちを奏でる楽器と言うことです。
 
と、ここまで書いて、あまりの説明の面倒さにちょっと頭が回らなくなってきたのでこの続きはまた次回と言うことで。