和太鼓という楽器と、八丈太鼓という演奏スタイル、音楽というもの、それをめぐるぼくらのグルーブな日常について できるだけ面白おかしく分かりやすく書いています。 沢山の人に読んでもらうのを過剰に意識してますが、まったく高尚なものではなく、疎にして雑。目くじら立てずに読んで下さい。
 This is personal blog I write about wa-taiko, Japanese drum, style of Hachijo-taiko, music itself and our groovy lives. I write them with humor, amusing way and easy for understanding as much as possible. I am conscious in large in surplus, but it is not so lofty, might be miscellaneous. Please don't flay and do enjoy to read.

2012年4月26日木曜日

自由ってむずかしい②


自由に太鼓打つというは、自分勝手に滅茶苦茶に演奏するということではありません。滅茶苦茶に叩いても太鼓の音はするし、自分は満足するかもしれません。ただし音楽とは言えないかも。音楽をする人は、それを聞いている人にいい音を、いいリズムを聞かせて、出来ることならば共鳴してほしいと思うじゃないですか。ということは自分のものであり、みんなのもの、広い空間を共有して周りを心地よく震わせるものじゃないといけないのかなーと思うわけです。  僕って、いいこと言うなぁ。

無心で流れるような演者になれたら・・
それでいて自由にアドリブで奏でる八丈太鼓は、難しいし奥がとても深いですね。空間を使って、周りを巻き込みながら、なんなら感動を呼びながら、音を響かせる、リズムを刻む、だんだんとノッてくる、そして音のグルーヴに! そんなことを決められた曲ではなく、アドリブでするわけですからね。

そんなことできるの? と問われたら僕はきっぱりと、『出来るかもしれないし、出来ないかもしれないし、出来るかもしれないとも言えなくもなくもない的なぁ』と、応えるでしょう。

最高なのは自分も気持ちよく叩けて、自然に周りがノッているのが分かって、それに共鳴してまた僕がはまってきて、音もクリアにはずんできて、みなが思わず拍手をしてくれるときです。 アドリブでそんな空間を作れるとすばらしく気持ちいいです。

僕の場合まだそんな風に叩けた経験はほとんどありません。すごい頻度で、しかも毎回毎回違う即興太鼓でそんな演奏ができるようになるには、普段の練習の積み重ねだろうなーとつくづく思うわけです。練習を続ければ続けるほどそれがよくわかります。(つづく)