和太鼓という楽器と、八丈太鼓という演奏スタイル、音楽というもの、それをめぐるぼくらのグルーブな日常について できるだけ面白おかしく分かりやすく書いています。 沢山の人に読んでもらうのを過剰に意識してますが、まったく高尚なものではなく、疎にして雑。目くじら立てずに読んで下さい。
 This is personal blog I write about wa-taiko, Japanese drum, style of Hachijo-taiko, music itself and our groovy lives. I write them with humor, amusing way and easy for understanding as much as possible. I am conscious in large in surplus, but it is not so lofty, might be miscellaneous. Please don't flay and do enjoy to read.

2011年12月17日土曜日

たまの飲み会

チーズ!全員太鼓の名人です。
いいお酒
僕が太鼓を練習するキタマダでは、たまにみんなで宴をします。行くところは決まって練習場所の近くの中華屋『香港亭』です。もちろん美味しいです。

この写真を撮った日は遠藤先生のお誕生日のお祝いも兼ねて飲みに行った日です。全員が参加というわけにはいきませんでしたが、いろんな話をして大いにもり上がりました。大抵は太鼓の話だけでも十分楽しくお酒が飲めますし、お互いの話、食べ物の話、八丈島の話、などなど会話は尽きません。そして僕も遠藤先生もすこしばかり、お酒を飲み過ぎた気がします。みなとてもいい気分で帰りました。

キタマダの2011年の忘年会は12月17日でした。忘年会も、『香港亭』でしたよ!

2011年11月27日日曜日

24時間 チャレンジ八丈太鼓 2011 打ち上げ編

のりのり
昨年に引き続き今年も10月22日に「24時間チャレンジ太鼓」が八丈島エコアグリマートで開催されましたが、僕はどーしても八丈島に行く都合を付けられなくて、参加を断念してしまいました・・。
年一度の大事なイベントに参加せず一体全体僕は何をしていたかと言うと、あろうことか小学校でワインを飲んで酔っぱらってました。
小学校でワインを密売(?)

あっ、いやいや地元の小学校を借りて開催される3世代(4世代という噂も)交流フェスティバルにてワインバーを出店し、いんちきソムリエをしていました。

まっ、それはともかく、11月26日「24時間チャレンジ太鼓」の打ち上げにはちゃっかり参加させてもらい。保谷の石川屋さんで大宴会+太鼓で今年も楽しませてもらいました。前回も同じようにここ石川屋さんでは本当に近所迷惑も省みず太鼓叩き放題なんですが、継続しているということはいーことです。去年にもまして僕は太鼓仲間とたくさんお話をすることができました。いやー、お酒飲んで太鼓叩くのもよいよい! 
さて、その折にたまたま同じ石川屋さんの上の階の宴会場では沖縄の方の集まり、やっぱり宴会をされいて、なんと僕らは太鼓かついでそこに乱入しちゃったんです。あいや~、沖縄の人のノリのいいことと言ったら、踊りが飛び出してました。音楽は人をつなぐってこのことです。とても感動しました。(動画はキタマダの絢さん、撮影)

2011年11月11日金曜日

古武術にふれて

ある日テレビを見ていて(テレビはあまり見ないんですよ!)古武術[古武道]の紹介とその先生の話にぐぐっとのめり込んでしまいました。

そのテレビ番組で古武術の先生が紹介されていたのは、闘うための武術ではなく、体の使い方の講義でした。先生曰く、古(いにしえ)の人は限られたエネルギーで非常に効率的に体を使い驚くほどのパワーを出していたと言うのです。

分かりやすく手本を見せてくれましたが、古武術の先生は片手だけで、118キロの柔道のオリンピック金メダリスト吉田秀彦氏を体ごと持ち上げます。また相撲三本勝負で2勝1敗です。組み手をしても信じられないぐらいの早い技をものすごく自然になめらかに繰り出しています。柔道では絶対にひっくりかえされていはいけない吉田氏の寝技の構えをいとも簡単にえいっとひっくり返していました。NHKの番組なので多分そそらく絶対にヤラセではないはずです。

http://www.nhk.or.jp/bakumon-blog/2011/11/vs.html

現代人の体の使い方は「筋肉に頼りがちな非効率な使い方」ということです。たとえば歩く・走るは、通常は右手右足を交互に出しますが、そうすると体がねじれてしまう分、負荷がかかると。古武術の世界では、手は振らず腰にそえて、若干体を前のめりになり重心に任せて歩きます。あるいは走ります。つまり体を動かすというより、重心移動によって体が勝手に動くしくみです。

四六時中太鼓のことばかりを考えているえらい僕は、この講義をみていつも遠藤先生が言っている太鼓の叩き方に通じるものを古武術に感じ取りました。僕はとても効率の悪い太鼓の叩き方をしているのではないか、いや実際そうなんだ、と思いました。重心の移動や体の動きに合わせて他の体の部位が滑らかに動くためには、体に力を入れず柔らかくしておくことが肝要です。例えば、足を広げ腰をや胸から上を柔らかくして上半身を回転させれば、デンデン太鼓よろしく腕がダイナミックに動きます。加えて胸そらせば腕が右腕は後ろに伸び、腰を落としてお辞儀をすれば左肩が自然に下がります。

極端に言うと殆どの太鼓の動きが腕を意識せずとも腰と胸のスウィングによって柔らかくダイナミックに動きます。しかも何よりもその方法で太鼓を叩くとあまり疲れないのです。リズムに合わせて太鼓を叩くというのは、足腰をリズムのせて(下打ちに乗って)腕ではなく上半身をブワッ、フワッ、スワッ、サー、と動かすのではないでしょうか。最後は長嶋的な適当な表現になってしまいましたが、僕もまた一つ理屈だけは分かったつもりになったわけです。

2011年8月20日土曜日

祭り(二)

ナニャトヤラ
僕の嫁さんの田舎は青森県三戸郡田子町というところです。隣は二戸市ですがここはもう岩手県なのでほとんど県境です。だいたい2年に一度ぐらいの割合でこの愛すべき町を訪れますが、今年は8月14日~17日の間を涼しくすごしました。 田子は「たっこ」と書きますが、きいたことがある人はわかると思いますが、にんにくで有名な場所です。あとあまり知られていませんが、田子牛という牛がいます。たぶん日本一おいしい牛肉だと思います。

商魂はユダヤの血から?
この地域には不思議な伝承があります。なんとあの旧約聖書に出てくるノアの方舟がたどりついたばしょだとか、イエスキリストが終焉の時を過ごした場所だとかいうのです。あまりにも突飛な話に聞こえますが、突飛ついでにもう一ついうと、このあたりには地元の人にさえ理解できない不思議な言葉が数多く残っているのだとか。それがなんとヘブライ語(ユダヤ人の言葉)に近いのだとか。のせいかどうか、実は僕はここに遊びに来るたびに外国に来たような言葉の壁を感じます。それも僕のすきなところです。
伝承は伝承で尊重しなくてはいけないので興味がわいた時には、調べようと思います。
地域で理解できない言葉の一つに「なにゃとやら」というものがあります。これは唄のタイトルですが、その歌詞に織り込まれている言葉も理解しがたいものだそうです。やっぱりヘブライ語? 
それはさておき、僕が魅了されているのは「なにゃとやら」の踊りです。太鼓に合わせておどります。歌もありますが、唄なしで太鼓のみで踊っている場合もあり、今回も見ることができました。 残念ながらビデオ撮影ができませんでしたので。YouTubeにあったものを拝借しました。

踊りは日本舞踊風ですが、とてもダイナミックでかっこいいと思いませんか? 
この踊り覚えたいです。

For your reference: http://www.thiaoouba.com/tomb.htm
ご参考: http://judea.naritacity.com/journal_japan_060315.asp

2011年8月7日日曜日

祭り(一)

みかけは小さくとも

僕の町内はコミュニティー活動が活発で1年を通じてイベントもよくやります。イベントは以前からやっているもの綿々と引き継いでいるだけではなく、最近になって新しく始めることもあったりで、今時珍しい近所づきあいをもっとやりましょー的な町内なのです。

特に大きなイベントは盆踊り大会です。8月の初旬に毎年毎年3日間ニギニギしく行います。もうひとつ町神輿。こちらは新しいイベントとして3年前から始まりました。 一応自治会には小さいながら立派なお神輿があるとです。それを担ぎましょーということで始まりました。


僕もはじめは担ぎ手として担ぎ方の練習から駆り出されていたんですが、太鼓ができるのなら、と太鼓で神輿の盛り上げ役です。神輿を担ぐのが三度の飯より好きという、祭り野郎たちが沢山がいますので、ささ、どうぞどうぞという形で僕は役得をお譲りします。

神輿は毎年盆踊りの千秋楽の日に出ます。また盆踊りの本当の千秋楽には明神太鼓も叩きます。

神輿のコースは毎年変えているようでして、最初の年は公園まで町なか一本道を往復するだけでしたが、野郎どもも年々調子に乗りエスカレートしていき今年はなんと山(横浜は起伏が激しい土地です)を登り町内で一番標高が高いところまで行って降りてくるという難所コースを設定していました。で、本当にその難所コースをわっしょいわっしょい神輿を担いで登っておられました。(感服)

太鼓を町内の肝いりで誰にも咎められることなく思いっきり外でたたけるのは実に気持ちがいいものです。神輿の前と後の盛り上げとして何か所かでやりました。

太鼓は息子と一緒に叩きました。僕が下打ちで、息子が上打ちです。何度かは息子にも下打ちをさせてみましたが案外まともに叩くので安心して僕も少しは上打ちができました。親子で太鼓をやっているということで周りの人も温かい目で見てくれます。太鼓が鳴っても神輿が来ても人がぞろぞろ見物に来る様子がない時は「でてこい、でてこい」とばかりに太鼓を叩きました。楽しいです。なにせ町の肝いりですから。

さて、夕方の盆踊りの部です。今年は明神太鼓のリーダーの鈴木さんが地元の祭りとかぶってしまい、子供たちもそれぞれの用事があり集まったのは、ジョンさん、ゆき(中3)、はやまさ(僕の息子小5)、そして僕の4人でした。
少し心配でしたが少人数ながらみな結束が固くなって案外とまとまってきれいにできました。



ゆうきち(火の潟):下打ち-僕、上打ちージョン、ゆき、はやまさ 
シャバタキ3曲:下打ちージョン、上打ちーゆき、僕
かしたて(黒砂):下打ちー僕、上打ちージョン、ゆき、はやまさ
回し打ち:下打ちージョン、僕 上打ちー全員
ゆうきち(たんご):下打ちー僕、上打ちージョン、ゆき、はやまさ

持ち時間は30分ですが、全員結構熱が入りあやうく時間を延長する感じでした。
流石に盆踊りの公園には人が集まります。最初はまばらだった見物客も太鼓の中盤には太鼓の音にに寄せられるように集まってきます。それでこそ我らが八丈太鼓です!

町の夏祭りが終わりました。
今年は僕の町の盆踊りの灯は突然の夕立とともに幕を閉じました。
これから、秋の風が感じられ・・・涼しげな虫の音が・・・・・いや、まだまだ暑い!

太鼓の練習(五)

こんなことがうれしかったりする

今日、僕は初めての体験をしたので記念に書いておきます。それが嬉しかったからです。

個人打ちをしている時に撥を落としました。落とした撥は右手に持っていた方でした。殆ど太鼓の面へのインパクトの直前かその直後だったと思います。撥はすとんと真下に落ちて足元に転がりましたが、一瞬どこに行ったか分かりませんでした。

4月7日@YMCA/写真 小竹さん(プロ)撮影
キタマダで僕の先輩方は太鼓の演奏中にたまに撥を落とします。出演の本番中に落とすこともあります。僕はこれまで一度も撥を落としたことはありません。
撥を落とすこと自体は、褒められるようなことではないですが、撥を落としたことがない僕は僕の太鼓の技能に足りないものがあると思っていました。

太鼓の演奏中、撥を握りしめている時間というのは実はインパクトの瞬間だけで、腕を振っている間はその必要はないはずです。腕を振っている瞬間瞬間の力の入れ具合の柔軟性によって太鼓の技能や音に差がでるようです。足かけ6年の練習経験の中で僕はその点ではまだ発展途上です。が、今日、先輩方と同じように撥を取り落す経験ができたことで、すこしは柔らかい体の動きなっているのかなと、ぼんやりと嬉しさをかみしめていました。

今日ゆきこさんが「本ばたき」を初めて演奏しました。初めてです! 途中歌も唄いましたが、それももちろん初めての拝聴です。初めてなのにこんなにできちゃうんだ!! 天才? いやー、もう脱帽(いまさら?)。ご自身はご謙遜して「門前の小僧」的なことを仰っていましたが、やっぱりすごいなー。

撥を落としたことを、ひそかに喜んでるぼくって、なに? みたいな・・。

2011年8月5日金曜日

交流(四)


第2回24時間チャレンジ太鼓

本日、よしおさんから「チャレンジ24時間太鼓」のお知らせが来ました。

早い! 
それに今年は10月22日と、開催も早い! 初回の去年は12月4日で少し寒かったですが10月だったら、それほどでもないでしょう。

このブログを見ている人はぜひぜひ10月22日に八丈島に行きましょう。そして23日まで太鼓をたたいたり、見たり、食べたり、飲んだり、温泉にはいったりしましょう!

2011年8月1日月曜日

巷の太鼓(一)

夕方になって、まだ蒸し暑さは残っているものの僕が歩いている川の土手にはちょっとかるい目の風が吹いていました。遠くにお日様が傾きかけているので西の空の方から何となくオレンジ色に染まっています。

ふと土手の下を見下ろすと太鼓を叩いている人がいます。白い濃口にさらしをまいて下ははんだこです。練習をしているのか真剣なんですがどことなくぎこちないです。
何人かのトッポイ感じのお兄さんがたも太鼓の横に置いているやぐらみたいな台の上に座って太鼓の練習を見守っていました。

僕は通りすがりでしたが祭りの準備の雰囲気もありのこのことやぐらの方に近づいて一緒に太鼓を眺めてましたが、太鼓をたたいているおじさんは何となく「勇吉」のリズムを織り込んでいるようです。自己流でしょうが、時々聞こえるのはまぎれもなく「勇吉」でした。

やぐらに座っている兄さんがたに、僕も叩いていいでしょうかと聞くと「ああいいのじゃない」というので、太鼓に近寄りました。練習をしているおじさんの下打ちをしてあげるつもりで、おじさんにあいさつしました。撥はありますかと聞くと2対ほど太鼓に結わいつけている紐に挟まっていました。

そのうち年季が入っていそうな方を取り上げましたが、その撥はビックリするほど軽くおまけに先端がボロボロでした。どれくらい軽いかというとまるで丸めた紙を持っているかのようでした。それでもう一対の方の撥を取り上げると、なんとそれは竹でした。しかも先端が細くて長くて、しなっていました。

こんな撥があるのかとおもいつつ仕方なくそれで叩くと、ガサガサいうだけで全く下打ちが叩けません。

「これ短く切っちゃっていいですか?」と尋ねたらおじさんも黙っているので、勝手にそこにあったのこぎりで短く切ってしまいました。少しは叩きやすくなりましたが、撥自体が軽くて突っ込みのある下打ちができません。

ま、でも仕方なく叩いてあげました。

気が付いたらすっかり夕方で、周りは宵宮のきれいな明かりで照らされています。太鼓を練習していたおじさんもいつのまにか人々が踊り、屋台がならんでる広場に行ったみたいです。ふと手元を見ると竹の撥は先っちょがばらばらになって筆のようになってました。

・・・ある夜そんな夢を見ました。

2011年7月31日日曜日

出演(三)

お神輿
年間いろんなところに太鼓の出演がありますが、鶴見の天王祭がもっとも出番が多く、体力的にもちょびっとしんどい出演です。毎年7月のこの時期に執り行われ今年は先週7月24日でした。去年やその前の年はものすごくいい天気で、炎天下練り歩きましたが今年はちょっと曇天。暑さも少しばかり和らいでいるようでした。

天王祭は鶴見神社のお神輿が町の界隈をわっしょいわっしょいと練り歩きます。今年は駅の山側の街を一巡しました。昨年は町の海側の街を巡りました。全部はさすがに回りきれないので、1年交代で町の半分ずつで神様が来てくれるようになっているようです。

鶴見明神太鼓はそのお神輿の先触れと、送り出しで太鼓を叩きます。鶴見の駅前界隈の町が思い思いのお神輿を神酒(みき)所にだしています。そのあたりに僕らも太鼓を運んで盛り上げるのです。鶴見神社のお神輿が神酒所で休んでいる間が長い場合は見物の人たちを相手に少し余興で叩きます。

今年の巡回神酒所

さて、今年のコースの発表です。地図の赤丸のところで太鼓叩きました。鶴見神社は出発と終点ですのでもちろん始まりと〆で叩きます。ちなみにお神輿はずっと担いで運ぶわけではなく大体はでかいトラックで運んでいるようです。太鼓は鈴木さんのバンで運びます。

今年はなぜか例年に比べて見物客も少ないようでしたが、それでも熱心な人が見守るところや小さい子供たちが体育座りで大勢見ている場所では更に一生懸命に太鼓を叩きます。明神太鼓は今年は大人が少ないので子供たちが活躍してくれました。実は太鼓の演奏もさることながら各神酒所で太鼓を車から降ろしたり、人をかき分けて場所を作って太鼓を組んだり、また車に積んだりするのって結構しんどいんですが子供たちも率先して手伝ってくれました。

東口ロータリー子供たち出番待ち
子供たちが上手に叩いてくれるので主にリーダの鈴木さんと僕は主に下打ちを叩きました。鶴見駅前の東口ロータリーでは特に広々としたところで大勢が見ている中叩くので子供たちものびのび叩きました。

天狗さま
鶴見駅東口から鶴見神社までの「徒行」はラストスパートですがお神輿も最大の見せ場です。歌や天狗や巫女が行列を作り一番後ろにお神輿がついて歩きます。とてもゆっくりですが見ごたえはあります。僕らももちろん気合の入った太鼓で盛り上げました。

9:30に始まった、お神輿&太鼓巡業は18:00に終わりました。何がしんどいかっていうと実は足です。特に足の裏がかんかんになった感じになっています。何故かというとそこの薄い地下足袋を履いているからです。この日僕は残念にも風邪で喉が掠れていたので皆とビールも飲めませんでした。でもいい汗かいたのでさっぱり風呂に入りよく眠れました。

・・・なんか夏休みの日記みたいになってしまいました。

2011年7月4日月曜日

出演(二)

ゆきこさん、遠藤先生、春美先生、ジョンさん
4月7日は快晴でした。僕らキタマダの有志は江東区東陽町のYMCAインターナショナルスクールの文化祭にお招きいただき子供たちに八丈太鼓を披露しました。広い体育館を貸切のような形で太鼓を並べ国際性豊かな小学生の興味津々な瞳に見つめられて演奏しました。

春美先生




正直いって僕はいつもよりも緊張しました。(僕もたまには緊張するようです!) これまでにないほどの熱い視線を全身に浴びてしまったからです。僕は、子供たちに背中を向ける格好で太鼓の前に立っていましたが、背中にたくさんの穴があくほど見つめられていることを感じ続けてました!!


だけどこんな風な緊張感は大好きです。それに子供たちのリアクションがとてもステキだったので太鼓を叩いている僕らもだんだんと楽しく乗ってきました。

二宮君と僕




専属のカメラマンの小竹さんとYMCAの長谷川先生が沢山写真を撮ってくれました。あとでお願いして写真を分けて頂きました。ありがとうございます!! 子供たちと映っている写真はブログでは掲載できないのが残念ですがどれもよい写真です。 宝物にします。

子供たち全員に太鼓の体験をしてもらうために遠藤先生が短いフレーズを携えてきました。そして「太鼓叩きたい人手を挙げてー!」と言うと、生徒全員がも・れ・な・く元気よく手を挙げました。2台の太鼓の前にあっというまに長蛇の列ができ、ついでにYMCAの先生も全員並んでました。

質問攻め
実は、先の東日本大震災の影響で帰国されている先生や生徒さんもいるということで、太鼓の演奏もするかどうか・・とは聞いていました。それを思い出しながら、こんなに大勢が太鼓を楽しみにしてくれて僕はうれしくなりました。

最後は子供たちに質問責めになりました。質問は途切れることなく次々と出てきました。皆ぼくらのことを「太鼓の達人」と完全に思い込んだようです。光栄でございまする。

元気でかわいい子供たち、長谷川先生、YMCAの先生方、カメラマンの小竹さん、
またきっとお会いしましょう!! ドドドン ドン!

ひとりではない(一)

7月になりました! と、ビックリマークをつけるほどのことはないですが、またまた暑い夏になりそうです。暑いです! 

実に久々のブログ更新ですが特にその間、何も書くことがなかったからではなく、単に僕がサボっていたのです。ごめんなさい。4月にはYMCA日本校での出演がありーの、その後には鶴見神社の伝統行事「田祭り」の出演がありーの、僕は友達とお酒を飲みながら僕の太鼓を語りーの、キタマダの木村さんは太鼓慰問に東北に行きーの、ま、いろいろ書きたいことありました。

7月になってしまいました! と書くべきかも。。

ブログでもなんでもそうですが、やっぱり続けることが大事ってことです。このブログのおかげでキタマダのHPがGoogle検索で検索上位に上がってきているとゆきこさんの激励がありました。

続けることでは僕の太鼓も6年目に突入です。伸び悩みながらも少しずつはものにしている感じはしています。ビデオで撮影した演奏を見ると違いが判るのでうれしいです。ひとつことの研鑽にこんなに長く続けていることは僕の人生ではあまりありません。それはとりもなおさず一人でやっているわけでないからだと思っています。太鼓をめぐる人とのかかわりがあるからです。

そもそも八丈太鼓は二人が一組なのでそこからしてひとりじゃありません。


実は最近になって「音が聞けるようになってきた」と思っています。下打ちの音、自分の叩いている音が聞こえます。これは当たり前のことでこれまでもきっと物理的には聞こえていたんですが、今は音楽として体できこえている気がします。


一度、友とお酒を飲みながら僕の演奏のビデオ動画を見たことがあります。友曰く「樋口さんらしくないなー」。彼は太鼓じゃなくコントラバスの演奏者です。そして僕のことはよく知っている。そういう人しか見えないものがあるのだと思います。言葉は突き刺さりました。
こういう時も、ひとりで太鼓やっているわけじゃないと感じる瞬間ですね。

さてさて、書ければいけないことを次の回から書いていきますね。


2009年11月7日
2011年6月24日

2011年4月30日土曜日

継続は力なり

ずいぶんブログをほったらかしにしていました。それなのにうれしいことにアクセスしてくださる人は増え続けております。ありがとう。4月中1回もブログを書かないで終わる前に、少しだけ書きます。
4月は2回、出演がありました。東京YMCAインターナショナルスクールの文化祭と、鶴見神社の「たまつり」です。練習もしっかりしました。またすこしだけこれまでできていなかった動きが身に付きました。修行の道のりは長いですが楽しんでやっています。継続は力なりでございます。
出演の様子はまた後日こちらに書きます。今はとてもいい気候で一年中でもっとも素敵な季節です。またブログの仲間も増やそうと思います。よろしくです。

2011年3月31日木曜日

太鼓のスタイル(二)

美容にいい
和太鼓は実は静かなブームだそうです。「静かな」という言葉と「太鼓」がフィットしないので何だか変ですが、ちょっとしたブームなのは確からしいです。かといって僕が「太鼓やってます!」と誰かに言ったとき、「ああ、いま流行ってるからね~」などと言われるのは心外ですね。むしろ、「僕が始めたから、流行ったんです。」と言いたい。うそだけど。

僕ちょっと太り気味でした
ダイエットや美容にいいとのたまいつつファッショナブルな太鼓集団がテレビに登場したりして、美容が目的の女性が太鼓を始め、どうせやるならと、イケメン・インストラクターがさわやかに指導してくれる太鼓教室が大人気というケースもあるようです。

さて、太鼓が美容にいいというのは太鼓練習歴5年の僕が『太鼓判』を押します。なかでも最も美容にいいのは東京都北区にある「ビューティー・キタマダ」です。はい。

一般的な人の和太鼓演奏のなイメージは、太鼓を下において撥を打ち下ろす形か、盆踊りのように正面で打つスタイルがかもしれません。八丈太鼓は太鼓をやぐら(ウマともいう)に乗せて斜めに構えた体勢で打ちます。八丈太鼓の元祖は女打ちとも言われたそうで、足をそろえてあでやかに打ちますが、現代では足を開いて勇壮な太鼓を打つ人が多いです。
ほんとはもっと動くんです

僕らも大抵は、足を開いて勇壮に打つので、体をとても動かします。太鼓の出演のときなどに、一般の人にも八丈太鼓をたたいてもらうことがよくありますが。ほどんどの人はこれまで太鼓を叩いたことがない人なので、たいていは太鼓の正面を向いてほとんど腕と撥だけで太鼓を叩きます。斜に構えて打つとういうのは初めての人には難しいと思いますが、初心者の人を見ていると「嗚呼ぼくも練習を5年やってきたんだな~」としみじみします。

八丈太鼓を打っている間、動かすところは全身です。例えば個人打ちの上打ちを5分もするとダンベル体操、腰のストレッチ、スクワットを5分間それも同時にしているのと同じことです。いやそれ以上です。下打ちに合わせてリズム正確にとらえそれに合わせて太鼓を打つわけですから運動としてはいわばジャズダンスくらい。つまりジャズダンスしながらダンベル体操、腰のストレッチ、スクワットをしているのと同じです。もちろん1回の練習は5分だけじゃなく数時間。運動量は相当なもののはずです。ただ、運動をしているというよりやっぱり太鼓で音楽をしているんです。なので、それほどへとへとにはなりません。

ダイエットや美容のための運動や筋トレというと、ストイックなイメージが付きまといますが。音楽を楽しんだら運動にもなって美容に効果的だったといえば、長続きもします。ダイエットも美容も何よりも続けることが大事ですからね。
さあさ、ビューティ・キタマダへのお問い合わせはこちらからどうぞ。
http://www.freedomhill.co.jp/kitamada/index.html

2011年3月23日水曜日

太鼓の音(一)

音しだい

ムッとすることがあります。

太鼓はうるさいとか、苦情がくるとか、やかましーとか言われた時です。確かに太鼓の音はとても大きいけれど、それなら音が大きいと言えばいい。冒頭に書いたような言葉は太鼓を差別しているやんけ、と思います。

僕は太鼓の演奏を聴いて、うるさいとか思ったことがこれまで一度もないです。太鼓を習い始める前からで、子供の時からそうです。どちらかというと太鼓の音はすごく好きでした。とくに自分が叩いていないのに僕のおなかまでじんじんとしびれる感じが好きでした。

以前、ある学習塾の先生のロックバンドに一緒に太鼓も叩いてほしいと頼まれ喜んで引き受けましたが、会場からは断られたことがありました。電子楽器やスピーカーを使うバンドはOKで、和太鼓はNGなんだト。他にも和太鼓だけは勘弁してくんろ、と断る施設は多いです。やっぱり音が大きいからかな? それとも苦情が怖いからなのでしょうか。

太鼓の出演のときに、怒鳴り込んでこられることもしばしばです。今年の正月早々の鶴見明神太鼓でも近所のおじさんが、怒りながらのっしのっしとガニマタ気味でやって来て、ひとしきり文句をわめいたあとまたのっしのっし帰って行きました。正月早々そんなに怒らなくてもいいのになぁと思いました。

人の感覚とは微妙なもので、例えば鈴虫とかコオロギの鳴き声を愛でるのは東洋人で、西洋人はあれを雑音と聞くといいます。ほんと?→ジョンさん。また松任谷由美の声はだめだが、竹内マリアはよいとか。サッチモはいいけど、ボブ・ディランはちょっととか。
僕が嫌いな音は、おっさんが口をあけてガムを噛む音とか、おっさんが鼻の奥を鳴らす音とか、おっさんが奥歯につまった食べかすをしきりとチャッチャッシーシーする音とかそれくらいですが、あれを気にしない人もいるようだし。

太鼓のおおきな音に特別嫌悪感を示す人がいるのでしょうね。やっぱり音質というよりもあの大きさなんだろうなぁと思います。ドンッ!というたびにビクッと飛び上がり、またドンでビクッ、ドンビクッ、ドンビクッ、ドンビクビクッを繰り返していると、そりゃま嫌でしょうね。お囃子のしめ太鼓に苦情が来たと聞いたことがないので、やっぱり音の大きさなんでしょう。

ところで太鼓の音質や大きさもひととおりではないです。この辺になるとうまく説明できないですが、稚拙さを恐れずに書きます。
音の大きさだけでも十段階以上です。音質は突き抜けるような音、留まる音、歯切れのいい音、なまる音、粘る音、響き渡る音・・などいくつもあります。音の大きさと音の質を自在に叩き分けられたらすごいと思いますが、当然僕にはまだまだでござんす。

無論太鼓は一音だけじゃなく、上で書いたようなさまざまな音をドンドンと打ったり、ドドドドドド、ドドンドン、と打ったりと縁(ふち)も併せて無限の構成がありそれぞれのフレーズで細かい叩きわけもします。楽器としてはシンプルですがシンプルだからこそこうも表現があるのかなと思うのです。

また太鼓はひとつづつ音がまったく違います。革の柔らかさも音も、胴の反響の仕方も。ずっと同じ太鼓をたたいていて、急に違う太鼓をたたき始めると、革の感じが違うのでとても叩きにくいことがあります。

もちろん僕は太鼓の良しあしを言うより前に、自分自身の腕の良しあしを何とかしないといけないのです。そうしないと「騒音だやかますぃー」と言われてしまうのです。

2011年3月13日日曜日

お見舞い

地震で甚大な被害を受けた多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。皆さまが少しでも早くもとの生活を取り戻せますようにお祈りいたします。大変微力ですが電気と情報・交通網の無駄遣いを控え避難された方々のために優先に使ってもらえるようにします。

太鼓のスタイル(一)

衣裳
おぉ!本気にするだろ
「太鼓やってます」と人に話すとふたりにひとりぐらいの割合で「ふんどししめて?」と聞き返されます。ふたりにひとりは多いです! そう聞き返される理由はなんでしょう。ふんどしが似合う男だと、僕が思われているから? そうすると「僕はダンスをしています」と言っても「ふんどししめて?」、「サーフィンが好きです」と言っても「ふんどしして?」と返ってくるでしょう。が、たぶんそれはないです。だいいち僕は生まれてこの方ふんどしをしたことがありません。似合うかもしれませんが・・。

もうひとつは考えられる理由は、太鼓はふんどししめて叩くものというイメージをもっている人が多いから。たぶんこちらの方が正しい推測でしょう。イメージはともかく太鼓はふんどししめて叩くもんじゃという見識は正しくありません。ではなぜそんなイメージを持っているのでしょう。ためしにインターネットグルグル先生に尋ねてみたところほとんどの太鼓の画像ではふんどしをしめてませんが「鬼太鼓座」と「鼓童」の写真はふんどしオンパレードでした。
元祖「ふんどし」鬼太鼓座

「鬼太鼓座」、「鼓童」といえば云わずと知れた佐渡ケ島発祥の太鼓プロ集団でその人たちが太鼓のみならず太鼓=ふんどしというイメージまで多くの人に植えつけたようです。その事実はすごいと思います。ぼくに「ふんどししめて?」と聞いた人はおそらく「鬼太鼓座」も「鼓童」も知らないと思います。だけど太鼓はふんどしでたたくものと思っているのです。それだけこれらのプロの方々の太鼓をメジャーにした業績は大きいということでしょうか。



御陣乗太鼓
昨年夏には地元鶴見の総持寺に「御陣乗太鼓」の方々がきて大変気合の入った独特の太鼓を披露されていましたが、衣裳は短い着流しだったり、はんだこだったり、甚平だったりです。どの一様に恐ろしげな面をかぶっています。

エイサー



沖縄のエイサーの衣裳はとても独特ではファッショナブルです。グループによって本当に様々な趣向がこらしてあっておしゃれです。見様によっては南方の民族衣装にも東欧の民族衣装にも見えます。ルーツにつながりがあるのかもしれません。

黄八丈を着ての八丈太鼓


八丈太鼓発祥の八丈島では、踊るように太鼓を打つ女性の黄八丈姿が印象的です。昔からの八丈島のたたき方を継承されている方々は着物姿で足をそろえて日本舞踊のようにきれいに太鼓を叩いています。昨年の24時間チャレンジ太鼓のときにもきれいな黄八丈で参加された方々に見入ってしまいました。
そろえるためにはもっとも高価な衣装ともいえます。昨年八丈島に行った折にお土産に黄八丈を使った品物を探したのですが、とても高くて小さなペンケースを買えたぐらいでした・・。

ジョンさん:鶴見明神太鼓の衣裳、春美先生:八丈太鼓キタマダの衣裳
八丈太鼓キタマダでも、鶴見明神太鼓でも出演の際は上から、鯉口シャツ、腹掛け、股引き、地下足袋、という姿です。鶴見明神太鼓では、祭りのときは木札を首からぶら下げて半纏を着て帯を締めます。たまに手甲もします。実はこのスタイルやこれに近いスタイルをする太鼓打ちのひとは多いようです。この服装は太鼓打ちのスタイルというよりも元は昔の職人や車夫の作業着です。体を動かす職人の着物だけにとても動きやすいです。また職人ならではの粋がつまっていて、着こなすと恰好がいいです。一見地味なだけに趣向をこらしてみようかなと考えてしまいます。中学生のときに学生服になんだかんだと改造をしつづけた感じに似てます。

太鼓は衣裳が叩くのではなくもちろん衣裳の中身が叩くのですが、例えば僕たちが履いている股引の場合は体にぴったりフィットするのでビシッときめると気合が入ります。特に腿から下は脱ぐときに苦労するぐらい足を締めています。腰の周りは紐で縛るのですがびしっとしまるようにいつも気をつけて引き上げてはきます。そうしないとお尻の周りがぶよぶよになって何ともだらしない格好になるからです。腹掛けも同じですね。きゅきゅきゅと上半身をしめて気合を入れます。

あそういえば、初めて赤羽の「馬鹿祭り」に出演させて頂いた時のこと、すべての演奏が終わって片づけをしているとピアスをした青年が近寄って来たことがあります。そして一言「上半身は裸とかでやってもらえませんか」(@@)" いんやー、まだそれほどのものではないです。丁重にお断りしました。

2011年3月3日木曜日

太鼓という音楽(一)

唄声と太鼓のひびき
音楽を語れるほどうんちくも含蓄もコンニャクもないです。だけど好きな音楽を選ぶことはささやかにやってます。20代のころAndrew Lloyd Webber(アンドリュー・ロイド・ウエーバー)という人の歌曲集を友にプレゼントして一緒に聴きました。友はしょっちゅう"Madama Butterfly"(蝶々夫人)をレコードで聴いていてました。ある日僕は(歌劇には関心はなかったのですが)歌が楽器から聞こえるように思えました。おお高い音から低い音まで正確に響かせて歌える喉はつまり楽器じゃっと、思ったです。オペラ! と頭に浮かんだ僕は「オペラ座の怪人」(なんと単純な連想!)をレコード屋に行って探しました。が、それはなくそれも含めていろいろ入ってるお得なCDがアンドリュー・ロイド・ウエーバープレミアコレクションだったんです。その中のほとんどすべての歌声に僕はしびれました。とくに "Memory"や"Don't cry for me Argentina"の女声には憧れさえしました。つい最近でてきたイギリスの沸騰おばさんの歌には、それほどしびれませんでしたが・・。


だいぶ後年ですが「いつも何度でも」という曲が有名になって、オリジナルの木村弓さんの細くてでも強い声はすごくいいなと思いました。同じ曲をウクライナ チェルノブイリで育った歌手ナターシャ・グジーさんが民族楽器で弾き語りをしています。この人の声も大変美しいです。


時は再びさかのぼり、20代のころ住んでいた町で。歩行者道路を歩いてたら、突如暇つぶしをしていたタクシーの運ちゃんがヨーデルを唄っているのに出会いました。不思議でした。きれいな声はおじさんの数メートル前方から聞こえてくるからです。驚いて、おじさんにアンコールしました。

人は練習して本当にいろんな歌声が出せます。プロが練習して練習して練習して歌を聴かせるのは、歌を聞いてくれた人をしびれさせるためです。練習しなくても声は出せるし歌えますが、人がきいてくれるかどうかはわかりません。

イワンヤ太鼓ヲヤです。

太鼓は、撥で革をたたけば赤ちゃんだって音が出せます。だれかの真似をすれば簡単なフレーズはそれっぽく叩けます。でも楽器としての歌声が鍛錬によって感動させるものになるように、太鼓の音も鍛錬によって、人に聴きいってもらえる音になるのだとほんとうに思います。謡うように太鼓を奏でられるにはどれくらいの鍛錬が必要なのかぼうと思いを馳せますが、誰もが名歌手になれるわけではないことを考えると、太鼓の練習の道のりもそーとーに長いと思う今日この頃です。ヨロレイヒィーヨロレイホォー♪

2011年2月23日水曜日

交流(三)

酔いの打ち

木村さんと善男さん
お酒の余興を太鼓で盛り上がる、という経験は僕にはこれまでありませんでした。ところが善男さんは「えっほんと?太鼓いこ~る酒、酒いこ~りゅ太鼓だよぃ。」とほろ酔い加減で言いました。八丈島では宴席での太鼓は日常と聞いてましたが、「いこ~る」と言い切るほどにゃの??と 息をのみました。酔って太鼓を打てる気がしなかった僕には盃片手で撥をふるうことができる善男さんが八丈太鼓界の頂きにいるかのようにも思え、畏れいったからです。

宴席で太鼓がたたける石川屋
ところが実際やってみると、酒を飲むとタガが外れるようにわらわらと体が動きしなだれかかるように下うちにノれる(よーな気になる)のを感じました。特にハナタレという爆弾みたいに強い焼酎をいただいたあとはふわふわになりうまく打てているようなそんな気分で、ああいいないいなと太鼓をたたいてました。さっきビビった僕はどこに行ったやら、今や太鼓界の頂きで後塵を蹴散らしている気分になりました。酒?。

その夜は今年2011年1月29日。場所は西武池袋線保谷駅から歩いて5分の「石川屋」というお店です。どんな店かというと、座敷の広間に和太鼓があります。石川屋という店自体は町なかだというのに夜遅くまで太鼓をたたいてよか店なんです。で、そこにその夜八丈太鼓大好きが40人ぐらい集まって酒盛。なんの酒盛りかというと昨年2010年12月4日に大成功した24時間チャレンジ太鼓の打ち上げだったんです。もちろん太鼓好きたちは大半が24時間チャレンジ太鼓に参加した人でたちでした。八丈島からは善男さんや明さんはじめイベントの中心メンバーの方々が8人ぐらいいらしてました。


太鼓争奪 =>
キタマダからは24時間チャレンジ太鼓に参加した4人と前田さんとその日にキタマダに見学に来たばかりの岡山さんも一緒に行きました。岡山さんはサーファーです。流石ノリがいい。縁があるんですね~。前田さんは24時間チャレンジには行きたかった~派ですが、行けず次回に期しているさうです。

=> 太鼓奪取
実は24時間チャレンジ太鼓の時はみんなで太鼓は叩いたものほんの一部の人としかお話したり食事したりましてやお酒を飲むチャンスはなかったんです。だけどのこの夜は本当にいろんな人に声をかけてもらい、僕もいろんな人の席を回って一緒にお酒を飲んでお話ししました。どの人も24時間太鼓の時に顔は見知ってましたからお互いに初めて話す感じじゃなく旧知のようでした。

不思議な感じでした。2010年12月4日と5日は太鼓だけでたくさん縁ができ、この夜はお酒と声とまたまた太鼓でとても仲良くなりました。いろんな会のいろんな人とお話しするうちに、どこかでお互いが共通の知り合いがいたり、共通の師匠がいたりでなんとなくつながっています。八丈島つながり、太鼓つながり、お酒つながり、酔っ払いつながり、24時間つながり、ほにゃららつながり、ペケペケつながり、にょろにょろつながり、ま、そんな感じです。

また何かの機会で会ったりたまには、一緒に太鼓したりそんなことができたらいいなと思います。

お酒を飲みにゃがら何度か太鼓をたたたたたたきました。前田さんなどは僕の太鼓を、「なんかめちゃめちゃ柔らかくなってるー」と言いました。そうかにゃ。お酒をのんで撥を振り回すと頭に血が上ってきていつもより早くフラフラになりました。アッキタマダマダマダ!ではなく、ヨッフラフラララララな太鼓でした。

いやーっ、「酒いこーりゅ太鼓」は楽しかったです。次回の24時間太鼓は本当に楽しみになりました。仲の良くなった人が前よりも大勢できたからです! これじゃほんとうに寝てられませんよね! ちなみに今年の24時間太鼓は船の上でやるという噂もあります。酒に酔う前に波に酔いそうです。まっそれもいいかも~。あヨイヨイ♪

2011年2月10日木曜日

個人打ち(一)

YouTubeデビュー
2010年12月25日は八丈太鼓キタマダの納会でかつ忘年会でした。遠藤先生が一人2本ずつビデオを撮影してくれたうちの1本です。僕にとってはYouTubeデヴューなんです実は。2本のうち先生がノリがいいと言ってくれた方をアップしてもらいました。ありがとうございます。

下打ち・・・木村さん
撮影・・・遠藤先生
オーディエンスとあいの手・・・八丈太鼓キタマダ土曜日練習組(ジョンさんクリスマス休暇) 
太鼓・・・川田太鼓謹製 ハイテク
撥・・・ホオ
日時・・・2010.12.25.16:55~16:59
反省点・・・振りが小さい、ふちの音がむやみにでかい、腰がふれてない、体がノれてない、自分で早くしておきながら、スピードについていけず2か所ぐらいはずしている、〆めがばらけた。
スペシャルサンクス・・・YouTube見てくれた人ありがとう。特に最後まで見て頂いた人ありがとうございます。

太鼓の練習(四)

個人打ち(そのに)
僕は体が堅くて、太鼓の打ち方もなめらかじゃないです。せめて頭はスマートにと日頃心掛けていますが、あまり太鼓が上達しないと頭もやばいんじゃないかと思われかねません。

僕は頭で考えているからまだまだなんでしょう。"Don't think. Feel!"(考えるな、感じろ)とBruce Lee(李小龍)先生も映画の中でおっしゃてるではございませんか。

不甲斐ない個人打ちにも、やさしいジョンさんはサムズアップしてくれます
太鼓は頭で打つものではなく、撥で、あっいやなんというか、体がノリに合わせて自然に動くものだと思うので、やっぱり肝心なのは体に覚えさせるための練習なんやろうなと思います。走る時に「右足そして左足また右足・・」なんて、考えなくても緩急自在に走れるのと同じように、太鼓も体が流れるように緩急自在に奏でられるはずなんです。それができると吾が純真な心も太鼓に伝えやすいのだす。

さて、本人の八丈太鼓の上達具合が見えるのが個人打ちです。八丈太鼓キタマダでは一回の練習ごとに二回の個人打ちをして先生を含め全員に本日時点での自分の頂点の演武(?)を披露します。ただ自分の中での頂点とは認めたくないことが多いですが、やっぱりそれが実力なんですよね。

個人打ちには遠藤先生のワンポイントレッスンがも・ち・ろ・んあります。ま、僕のばやいワンポイントではなくワンサウザントポインツですが。なにせ太鼓練習歴5年ですから。

これまで頂いたポイントは頭ではなく体が覚えていると思ってはいても、5年前に言われたポイントが、最近もまたと言われることもあります。要は言われたとおりに体を動かして体に慣わせばいいのですが、いっこやるともういっこ忘れていることもあり僕は何かしら抜けています。

Don't think. Feel. Concentrate all with all the verve for riding on rythm. 
Body would obey what you feel. Don't have to control your body. SOund and rythm control it and all you should do is to open your mind.

ポイントについて撥に暗号を書いたり、腕輪をしたりしましたが、いまいち効果がなく、体に彫っておけばいいかもしれません。とーやまの金さんじゃないですがはだけた両肩に桜吹雪紋々がある、と思ったらコシヲマワスと書かれている・・みたいな。ある意味、体が覚えています。

さて昨今の僕の個人打ちがどうか? 駄文ばかりでさっぱり筆がすすみませんが、また次の機会に書きます。

2011年2月6日日曜日

交流(二)

寄せ書きは次回への架け橋に
1000人太鼓


24時間太鼓は2010年12月4日10:00から翌5日の10:00。その間本当に1秒も休むことなく太鼓演奏が流れました。八丈太鼓は下打ちの人が曲のベースです。そのため実力者のみが下打ちをします。それもゆうきち、しゃばたき、とんこ(かしだて)、ほんばたきを自由自在にとりかえながら打ちます。24時間実に大変だったのは下打ちを担当した数名の方々だったのではないでしょうか。つまり数名の下打ちの人が24時間1000人の太鼓を交代で担当したのです! m(_ 深謝 _)m

1000人分の太鼓はまったく壮観です。信じられないぐらい早打ち、信じられないぐらい激情型、太鼓正面でたたく人、朗々と唄う人、げらげら笑いながらの人、ベロベロに酔って叩く人、叩くより踊るのがメインの人、お経のような太鼓、ラテンのような太鼓、必ず拍手を誘う太鼓・・。上も下もない、名人も下手もない、ルールも縛りもない自由な太鼓が続きました。僕は、八丈に行けばと言ったかみさんの言葉が正しかったことを悟ったのでした。僕の中で何かが変わりました。

たいこぉ~たたいて~ひとさまよせてぇな~~。特別な人が叩くものじゃなくて皆で演って楽しむ太鼓。そうありたいと思うひとが集まる太鼓。それがいいなと思いました。

なのに、僕は夜中1:00から6:00まではっきりいってきっぱりとぐっすり眠りました。それも宿で! うえっ! そんなていたらくで24時間太鼓に参加したといえるのでしょうか?! 
ま。次回の24時間ではそうならないと思います。それには理由があります。それはまた後日書きます。

zzz・・僕が眠っている間に太鼓が破れるというハプニングがあったそうです・zzz・・zzz。

本当に楽しかったことの一つは「石投げ踊り」でした。これは楽しい! 僕も? 踊りましたよ。ちょっとだけ録画したので載せます。不特定多数の人が映ってますが、逆光で顔がよく見えないので、ま、いいでしょう。太鼓をたたいているのは、栄進さんと、善男さんです。「パラパラ」が全国区になって「石投げ踊り」がそうならないのはおかしい!


24時間太鼓はみんなで盛り上がりました。みんなでゴールしました。八丈島の内と外、所属する太鼓の会の内と外が「八丈太鼓」でひとつになりました。太鼓だけで人がまとまれるなんて素敵です。言葉はいらない、撥と太鼓があればいいです。(つづく)
映像: http://www.tokyo-islands.com/v3/contents/special/vtr/24h.html

2011年2月4日金曜日

交流(一)

八丈へ

僕のかみさんは高校、大学とギター部でその後エレキベースに転向し今でもオリジナルロックだけをするバンドのメンバーです。ヤマハ日吉教室の全校発表会のベストベーシストに選ばれるだけに僕の太鼓への視線は超ドライです。僕が太鼓を打っているビデオを見るよりは洗い物の方が気になるみたいです。気まぐれにビデオを見たかと思ったらうんともすんとも言わず、何事も見なかったかのように新聞のテレビ欄を眺めたりしています。

一度八丈に行ってみるべきじゃないの、などとときどきかみさんは言うものの、行っても僕の中で太鼓のなにかが変るようにも思えずにいましたが、懐かしい海に行ってみたい気分はいつもありました。

周りの人もノリノリになってくれました
2010年の夏、八丈太鼓キタマダの木村さんたちにお盆に合わせて八丈島に行こうと誘われましたが、もったいないことに僕は行きませんでした。あとから面白おかしいお土産話をおききましたが、行っている間中太鼓三昧だったそうです。あちこちの盆踊り荒らしをして回ったと聞き、天晴(あっぱれ)と思いました。

2010年には八丈島で24時間太鼓が開催されることになりました。旗振り役は、木村さんがその太鼓を敬愛してやまない「よされ会」の奥山善男さんです。善男さんは2010の2月ぐらいに一度八丈太鼓キタマダの練習を訪れ、みなで一緒にお酒を飲みました。

24時間太鼓の企画はこの時に聞きましたが、それがとうとう実現されることになり、そのニュースを聞いた時なぜか僕は「千両」を思い浮かべました。「千両」は僕があの冷夏の年に、暑い八丈島でだいたいぼほ毎日かき氷を食べに行った乙千代浜の上にあるそば屋です。

ともかく24時間チャレンジ太鼓に手をあげました。決めればそれに合わせて生活と仕事を調整していけば良いのです。太鼓以外にも海、刺身、海、かき氷、黄八丈、くさや、温泉、海、かき氷、釣り、ドライブ、海、かき氷・・と、計画をしたかったですが24時間太鼓の開催は初冬12月4日です。計画のほとんどは僕の中から掻き消えました。

チャレンジしたキタマダのメンバーです
12月4日、朝5時起きで羽田空港に向かい、ゆきこさん、木村さん、深田さんと合流、木村さんのご紹介で、「楽鼓」や「おりんぱす太鼓連 響」の方ともお会いしました。そして飛行機は一路八丈島へ。とても美しい空と島々をみて、それだけで僕は八丈にいくことを喜んでいました。

で、24時間太鼓は賑やかに始まりさらに賑やかにゴールしました! その様子を僕が詳しく語るのは野暮といものです。こちらのブログに十分詳しく書いています。 http://shoden.ddo.jp/~8jotaiko/

太鼓はゆうきち、しゃばたき、かしだて、ほんばたき、それと聞いたこがないリズムもありました。それが24時間休みなく続きました。24時間連続して太鼓を叩きづづけるイベントに参加したことはともかく、実は、のべ1000人もの太鼓の演奏を見たことが、何よりも僕には 得難い体験だったのでした。(つづく)

2011年2月1日火曜日

太鼓の練習(三)

 個人打ち(そのいち)
太鼓の練習については全くもって書くことには事欠かないはずです。なんてったって「太鼓歴5年」の僕は「太鼓練習歴5年」だからです。
見ている人:左側はゆきこさん、右側は遠藤先生
練習日は大体一週間に土曜日1回。鶴見明神太鼓のシーズン中は地元でも練習するので週2回。でも時々休んだりするので年間通して50日位の日数です。で、練習歴5年だから掛け算して合計250日。するってぇとのべ1年にも満たないです。1日あたりの練習時間が4時間とすると全部で1000時間。日数にすると40日ちょっと。太鼓練習時間歴は1か月と10日ぐらいです。まだまだ修行が足りんということです。

遠藤先生の厳しい目が・・
八丈太鼓キタマダでは1回の練習について2回個人打ちをします。八丈太鼓は本来ひとつの太鼓両面での下打ちと上打ちのセッションなので、個人打ちでやっぱその日その日の個人の実力を披露せねばなりません。ほんばたき、しゃばたき、かしだて、どれを選んでもいいのですが、僕は僭越ながら勇吉さんにおつきあい頂き、僭越ながら先輩の誰かに下打ちをお願いします。

実は個人打ちで僕は満足したことがいちどもないです。いわんや、キタマダの他の誰も僕の太鼓に満足したことないはずです。僕が満足したら満足したで、それはそれで、あれです。。。
まっ、つまり練習を続けてナンボです。

遠藤先生はときどきビデオで各人の個人打ちを撮影してくれます。僕が八丈太鼓キタマダに通いだしてだいぶ経ったある日、唐突に、僕が太鼓を始めたばかりのころの「秘蔵ビデオ」をくださいました。見ました。うわっ! です。うえっ! です・・・・やっぱり練習歴の積み重ね大事です。

2011年1月30日日曜日

出演(一)

鶴見神社「田祭り」にて、遠藤先生と春美先生
太鼓を人前で演奏することは1年をつうじて多いです。地元の鶴見明神太鼓は鶴見神社や地元の行事にはよく駆り出され、まつり系が続く時期は大繁盛します。・・といってもノーギャラです。

体力的にきついのは、鶴見の天王祭です。鶴見神社の氏子町内を神輿が大体いつも12、3箇所の商店や住宅街を巡回します。神輿の先回りをして前触れと、送り出しに6台ぐらいの和太鼓で盛り上げます。太鼓をたたく、太鼓を片づけて車に詰め込み次の場所へ、人をかき分けて太鼓を下す、太鼓をたたく、神輿の担ぎ手が休んでいる間もたたくときはたたく・・の繰り返しを夏の暑い時期に朝から夕方までやります。

緊張するのは赤羽大祭(馬鹿祭り)です。赤羽(東京都北区)二日間の区民祭りのオープニングに駅前駅前の広場で30分ほど八丈太鼓キタマダが演奏します。見物される方々も毎年常連様のようです。曲数もたくさんあります。年を追うごとに見る人も増えているようで、ますます緊張します。でもお客様はとても盛り上がってくれます。

武道始式:下打ち遠藤先生、上打ち鶴見明神太鼓の鈴木さん
僕の住んでいる地域の盆踊りは今時珍しく三日連チャンでニギニギしく「大会」として開催されます。ある年、鶴見明神太鼓が地区の町内会長(長老)の目に留まったとかで、毎年盆踊り大会の最終日に太鼓の枠が準備されています。なんとなく盆踊り大会最終日のメインエベント(?)ビンゴ大会の前触です。

そのほか、隣の町の神社のお祭り(恒例)、祭り好き地区のお祭り(ときどき)、鶴見の市民祭り(開催されれば)、鶴見神社の「田祭り」(恒例)、鶴見神社の「まめまき」(恒例)、鶴見やその周辺地域、北区周辺の敬老会(ほぼ恒例)、消防署や警察の行事(ほぼ恒例)、そして大晦日と元旦は年越しで太鼓をたたきます。(恒例)

おまわりさん、お疲れ様です!
実はつい先週、鶴見警察の「武道始式」という鶴見警察署内の行事にお呼びがかかり、所内の武闘派がみまもるなか八丈太鼓を演奏しました。見ている面々が面々なだけにぐっと引き締まった中で演奏しましたが、意外に緊張はしませんでした。僕はむしろ警察署内のこのような行事をまじかに見れたことにちょっと得した気分でした。(ブログへの掲載はおまわりさんにちゃんと許可をもらいました。)

2011年1月23日日曜日

太鼓の練習(二)

テンションとのり
八丈太鼓キタマダで毎週土曜日の1時~5時の練習に参加してまる5年です。太鼓に関わらず腕を伸ばすには自分より上のレベルの人と共にいなければいけないのは当然ですが、キタマダは僕にとってまさにそういうところです。なにしろ僕以外の全員が僕よりも上なんです、5年間変わらず。まるでスポーツジムのドレッドミル(ランニングマシーン)上を走っている感じです。

木村さん(大先輩)にはよく下打ちを御願いします。
練習の初めはCDによる下打ち(ゆうきち)にあわせて各人が思い思いに太鼓をたたく時間です。実は僕はこの自由打ちの時間に没頭したいと思っています。たまに本当に我を忘れているときがあります。全く周りが見えずただただ自分と太鼓だけがある感じです。だからといって、聞き惚れるような太鼓になっているわけではないです。

皆での練習は遠藤先生作の曲を打ちます。ゆうきち、しゃばたき、かしだての曲を先生やほかの誰かの下打ちに合わせてしっかり打てるようになるのが目的です。全員で揃って打てなければいけないのは当然ながら一人だけでもちゃんと打てないと及第ではないです。一人で打つと、揃い打ちの時に自分がいかに皆の陰に隠れているかが、よくわかります。

先生は曲の楽譜を作って僕らにくれますが、曲を楽譜どおりに打てばいいわけではありません。(まあ僕といえば楽譜通りにも打てないのですが・・)。曲をちゃんとわかり強弱で感情をつけ、撥ふりも美しくきまっていなければなりません。見ている人にノリが伝わる楽しくあるいは激しく踊るような太鼓がいいんだと思うんです。思えば同じ曲の練習を5年もしてますが、練習のたびに新鮮さを感じるのは、僕自身にまだまだ伸びシロがある証拠であると、ぼじてぶ・すぃんきんぐーしてます。