和太鼓という楽器と、八丈太鼓という演奏スタイル、音楽というもの、それをめぐるぼくらのグルーブな日常について できるだけ面白おかしく分かりやすく書いています。 沢山の人に読んでもらうのを過剰に意識してますが、まったく高尚なものではなく、疎にして雑。目くじら立てずに読んで下さい。
 This is personal blog I write about wa-taiko, Japanese drum, style of Hachijo-taiko, music itself and our groovy lives. I write them with humor, amusing way and easy for understanding as much as possible. I am conscious in large in surplus, but it is not so lofty, might be miscellaneous. Please don't flay and do enjoy to read.

2011年2月4日金曜日

交流(一)

八丈へ

僕のかみさんは高校、大学とギター部でその後エレキベースに転向し今でもオリジナルロックだけをするバンドのメンバーです。ヤマハ日吉教室の全校発表会のベストベーシストに選ばれるだけに僕の太鼓への視線は超ドライです。僕が太鼓を打っているビデオを見るよりは洗い物の方が気になるみたいです。気まぐれにビデオを見たかと思ったらうんともすんとも言わず、何事も見なかったかのように新聞のテレビ欄を眺めたりしています。

一度八丈に行ってみるべきじゃないの、などとときどきかみさんは言うものの、行っても僕の中で太鼓のなにかが変るようにも思えずにいましたが、懐かしい海に行ってみたい気分はいつもありました。

周りの人もノリノリになってくれました
2010年の夏、八丈太鼓キタマダの木村さんたちにお盆に合わせて八丈島に行こうと誘われましたが、もったいないことに僕は行きませんでした。あとから面白おかしいお土産話をおききましたが、行っている間中太鼓三昧だったそうです。あちこちの盆踊り荒らしをして回ったと聞き、天晴(あっぱれ)と思いました。

2010年には八丈島で24時間太鼓が開催されることになりました。旗振り役は、木村さんがその太鼓を敬愛してやまない「よされ会」の奥山善男さんです。善男さんは2010の2月ぐらいに一度八丈太鼓キタマダの練習を訪れ、みなで一緒にお酒を飲みました。

24時間太鼓の企画はこの時に聞きましたが、それがとうとう実現されることになり、そのニュースを聞いた時なぜか僕は「千両」を思い浮かべました。「千両」は僕があの冷夏の年に、暑い八丈島でだいたいぼほ毎日かき氷を食べに行った乙千代浜の上にあるそば屋です。

ともかく24時間チャレンジ太鼓に手をあげました。決めればそれに合わせて生活と仕事を調整していけば良いのです。太鼓以外にも海、刺身、海、かき氷、黄八丈、くさや、温泉、海、かき氷、釣り、ドライブ、海、かき氷・・と、計画をしたかったですが24時間太鼓の開催は初冬12月4日です。計画のほとんどは僕の中から掻き消えました。

チャレンジしたキタマダのメンバーです
12月4日、朝5時起きで羽田空港に向かい、ゆきこさん、木村さん、深田さんと合流、木村さんのご紹介で、「楽鼓」や「おりんぱす太鼓連 響」の方ともお会いしました。そして飛行機は一路八丈島へ。とても美しい空と島々をみて、それだけで僕は八丈にいくことを喜んでいました。

で、24時間太鼓は賑やかに始まりさらに賑やかにゴールしました! その様子を僕が詳しく語るのは野暮といものです。こちらのブログに十分詳しく書いています。 http://shoden.ddo.jp/~8jotaiko/

太鼓はゆうきち、しゃばたき、かしだて、ほんばたき、それと聞いたこがないリズムもありました。それが24時間休みなく続きました。24時間連続して太鼓を叩きづづけるイベントに参加したことはともかく、実は、のべ1000人もの太鼓の演奏を見たことが、何よりも僕には 得難い体験だったのでした。(つづく)