和太鼓という楽器と、八丈太鼓という演奏スタイル、音楽というもの、それをめぐるぼくらのグルーブな日常について できるだけ面白おかしく分かりやすく書いています。 沢山の人に読んでもらうのを過剰に意識してますが、まったく高尚なものではなく、疎にして雑。目くじら立てずに読んで下さい。
 This is personal blog I write about wa-taiko, Japanese drum, style of Hachijo-taiko, music itself and our groovy lives. I write them with humor, amusing way and easy for understanding as much as possible. I am conscious in large in surplus, but it is not so lofty, might be miscellaneous. Please don't flay and do enjoy to read.

2014年6月22日日曜日

体の動きが音を救う

 最近、生活に支障がでるほど左肩が痛くなりました。
 冷蔵庫のドアを閉める、ワイシャツを脱ぐ、車に乗る、かばんを持ちかえる、左のこめかみあたりを掻く、なんていう簡単な動作のたびにイテテテテテーと言うほど激痛でした。週末に発症したのですが月曜日に医者に行くまでの2晩は寝返りで全身が痙攣するほど痛かったです。結果的に医者には関節炎と診断され、左肩の間接に直接針を差し込む間接注射で治りました。叫ぶほど痛い注射でした。念のため炎症止めに痛み止めに胃薬(他の薬の刺激を和らげる)と、湿布を大量に頂きました。

 関節炎の原因が気になります。すぐに思い当たるのは太鼓です。確かに最も可動角度が広いのは肩です。左腕は、右の耳のさらに後ろに撥を持つ手が来るぐらいの位置から振り下ろします。これが原因でしょうか? でも、そんな動きを10年続けていて、今さらな・・感じがします。あと一つ考えられる原因は、ギターです。太鼓の動きとは違いますが、左手は弦を抑えるコードによって、実は結構な運動をしています。
 
 太鼓については、僕の動作にも問題があります。
出したい音によっては、撥はの太鼓の面から最も離れた距離から打ちおろします。弓矢と同じです。左手は、従って、面から距離を作りたいのなら、関節の可動のいっぱいまで右側に引っ張ります。八丈太鼓は横打ちだからです。だけど、腰を右側に回せばもっと、左手は面からの距離を作れます。つまり、足腰を駆使すればやわらかくダイナミックな撥さばきができるということです。
左肩の関節炎の原因が未だに分かりませんが、もっと腰を柔らかく回すことで、左肩の負担を減らせると思いました。

 そんな話を遠藤先生にしたら、大きく打つ時にも関わらず、例えばふちを連打するときなんかでも腰にリズムをつけて打つのだ、と仰いました。なるほど。細かい打法に難がある僕は、またひとつ学んだのでした。