和太鼓という楽器と、八丈太鼓という演奏スタイル、音楽というもの、それをめぐるぼくらのグルーブな日常について できるだけ面白おかしく分かりやすく書いています。 沢山の人に読んでもらうのを過剰に意識してますが、まったく高尚なものではなく、疎にして雑。目くじら立てずに読んで下さい。
 This is personal blog I write about wa-taiko, Japanese drum, style of Hachijo-taiko, music itself and our groovy lives. I write them with humor, amusing way and easy for understanding as much as possible. I am conscious in large in surplus, but it is not so lofty, might be miscellaneous. Please don't flay and do enjoy to read.

2011年1月4日火曜日

嗚呼オンガク(一)

音が苦(オンガク)
「音を楽しむのんが音楽やで。けっして音が苦にならんようにね。」
中学校一年生の時のあこがれ美しい音楽の先生はおっしゃいました。
明るく楽しく甘酢っぱい音楽の授業でした。

3年後僕は、すっかり音の苦学生になっていまっていました。

中学2年に転校した先の中学校の恐ろしい音楽の先生に出会ったからでした。豆タンクが眼鏡をかけたようなヒステリックな先生でした。
豆タンク先生は、生徒が忘れ物したり、音楽の本を丸めてふざたり、小テストの点数がよくなかったりした時、罰としては、当人を冷たい床に正座させました。授業の間中です。
これは最悪でした。ひざの強烈な痛さと痺れとで、とてもとても「音を楽しむ」どころではなく、音楽理論はわからなくなり、楽譜もろくに読めずで、すっかり音楽の授業がいやになました。
卒業するまでに僕は何度も正座の刑に処せられましたが、2年間パーフェクトに音楽は通知表で2でした。


豆タンク先生は、文字通り僕の反面教師です。

もちろん正座をさせられたのは僕の落ち度からですが、少なくとも音楽の勉強についていけなくなり、少なからずネガティブなトラウマを持ってしまったことは事実でした。それ故に入った高校は、迷うことなく音楽は捨てました。(「芸術」は選択式でしたから。)