路傍にて
「やらせてもらえませんか?」に「かまいませんよ」って。
2005年の春のある日、画材を求めるために地元の駅前を歩いていたところ、祭りの人だかりにぶつかりました。車もバスもとおる駅前通りを堰き止めて人を集めているのは法被を着た太鼓の人たちでした。
人だかりのため前にも進めずにながめていましたが、心躍る演奏に、自分もやってみたいな~、だけど祭りや太鼓はジモティーの特権と信じていたのででも駄目だろうな~と思いながら見ていました。
ふと見ると、法被の襟には「太鼓保存会」と染め抜かれています。さらによく見ると太鼓をたたいている人の中にどう見ても外人な感じの顔立ちの人がいます。
ジモティーじゃないよな~。
太鼓の演奏が終わり、その人たちは車に太鼓一式を片付け始めました。
思い切って近づき、体の一番大きな人に、
「僕はここの地元生まれじゃないんですが、参加させてもらえるもんなんでしょうか?」
的なことを言ったら、歓迎の意を示されたので、電話番号と名前を伝えました。
そんな申し出をしたのも忘れ、秋になったころに「鶴見明神太鼓」から電話がありました。
「先生に教えてもらって、八丈太鼓っていうのをしているんです。」
あっ知ってるかも!
底土の海岸の流れ星のたき火のほほえみの少年の踊りのやぐらの・・・
縁があるんですね。
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