今日、僕は初めての体験をしたので記念に書いておきます。それが嬉しかったからです。
個人打ちをしている時に撥を落としました。落とした撥は右手に持っていた方でした。殆ど太鼓の面へのインパクトの直前かその直後だったと思います。撥はすとんと真下に落ちて足元に転がりましたが、一瞬どこに行ったか分かりませんでした。
4月7日@YMCA/写真 小竹さん(プロ)撮影 |
撥を落とすこと自体は、褒められるようなことではないですが、撥を落としたことがない僕は僕の太鼓の技能に足りないものがあると思っていました。
太鼓の演奏中、撥を握りしめている時間というのは実はインパクトの瞬間だけで、腕を振っている間はその必要はないはずです。腕を振っている瞬間瞬間の力の入れ具合の柔軟性によって太鼓の技能や音に差がでるようです。足かけ6年の練習経験の中で僕はその点ではまだ発展途上です。が、今日、先輩方と同じように撥を取り落す経験ができたことで、すこしは柔らかい体の動きなっているのかなと、ぼんやりと嬉しさをかみしめていました。
今日ゆきこさんが「本ばたき」を初めて演奏しました。初めてです! 途中歌も唄いましたが、それももちろん初めての拝聴です。初めてなのにこんなにできちゃうんだ!! 天才? いやー、もう脱帽(いまさら?)。ご自身はご謙遜して「門前の小僧」的なことを仰っていましたが、やっぱりすごいなー。
撥を落としたことを、ひそかに喜んでるぼくって、なに? みたいな・・。
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