どういうことかと申しますと、例えば五線譜上には、pp、mp、p、mf、f、ff、と言った強弱記号や、ドレミファソラシドといった音階、八分、四分、二分といった音の長さがあります。本当に複雑です。
もちろん太鼓にこれらを全て当てはめることができませんが、太鼓も奏でるものと解釈すると、フレーズだけではなく、音の強弱もあり音の種類、音の長さというものがあるのです。
撥で太鼓をひと打ちするだけでも、ドン、ドォ~ン、ド、トッ、ト といろいろあります。もちろん文字で表せない音も数多くあります。 更にこれらに音に、強弱が10段階ぐらいあると考えると、どうでしょう。叩き方がだんだん複雑になるような気がしませんか。
例えば、撥で八つ連打するとしましょう。 音の出し方のひとつのパターンは、あえて漫画風(僕の頭の中ではこんなイメージ)に表すとこうです。
字が大きいところは大きい音、小さいところは小さい音。余韻があったりすると色がボヤッとしていいますが、粒だって一つ一つがはっきり聞こえるキレのいい音は輪郭がくっきりしています。
これはほんのひとつのパターンですが、例えば単純に八つ連打するだけでこんな風にひとつひとつの叩き方を変えるんです。
実はこれをするのは理屈で考えてやると難しいので、つまりは気持ちが音を作るのだと最近思っています。 太鼓はただのリズム楽器ではなく、気持ちを奏でる楽器と言うことです。
と、ここまで書いて、あまりの説明の面倒さにちょっと頭が回らなくなってきたのでこの続きはまた次回と言うことで。
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